岩美町・近海や沿岸の魚!イカ

ラグビーボールのような集魚灯電球を着けたイカ釣り漁船で、岩美町から鳥取市沖の近海や沿岸で漁火を明々とつけて、イカを集めて釣り上げます。

1ヶ月に1回ある、満月の夜は海が月夜で明るく、漁火を点けてもイカが集まらないので漁がとても少なくなります。

満月の日はイカが獲れないので、海に出ることはなく殆どの船が休みます。アジなども満月夜は獲れる漁が少なくなります。

イカ漁の時期

  • 春から冬のシマメイカ
  • 初夏から秋の白イカ
  • 秋から冬の赤イカ・ケンサキイカ

初夏から秋の白イカ

初夏から秋の白イカ

漁期は初夏前の5月頃から秋の10月頃まで獲れます。甘くてやわらかい白イカは刺身が定番でとても人気があります。

白イカは胴のスミ袋から下足回りの部分がとても柔らかく固まってないので、持つタイミングがズレるとスミ袋がはじけて、胴から足の吸盤周りが真っ黒になります。

スミ袋は小さいですがはじけると、ノリのような粘りのある真っ黒なスミがイカや手にこびりつきます。洗えばスミは取れますが、真っ黒なネバネバしたスミを洗い流すのも簡単には取れません。

釣り上げた時点でスミをだして、下足まわりが真っ黒になったイカが、発泡スチロール箱に何匹かは必ずあります。

新しいイカをそのまま1時間程冷凍させて、スミ袋を固めてからさばくとスミの散らばりが少なくなります。又、イカの刺身は少し冷凍させて、さばいて食べた方が甘みに力が出ます。

白イカのサイズ別仕立て

  • 2立て
  • 2、5立て
  • 3立て(24匹入り前後)
  • 3、5立て(27匹入り前後)
  • 4立て(33匹入り前後)
  • 5立て

墨なし白イカ

墨なし白イカ

3列に墨ナシ・白イカが並べられている3立て仕立て

2016年6月頃に墨なし白イカが市場に並べられているのを初めて見ました。それまでは見たことはありませんでした。

白イカが多く獲れた時はスミ袋を取る時間やヒマがないので墨ナシはありません。面倒なので墨ナシを全くしない船もあります。

白イカの漁があまりない、穫れるのが少ない時などはスミ袋を取った、墨ナシが市場に出されています。

大きさは2立て、2、5立て、3立てまでのサイズがほとんどです。それ以下の小さなサイズは時間がかかったり面倒くさい等でありません。

墨ナシは墨袋がないので、飛び散ることもなく早くキレイにサバキができます。

墨なしは墨袋がありません

墨袋がありません!取ってくれています。感謝です!スゴイことと思います。

刺身
刺身は3立て(24匹前後)、3.5立て(27匹前後)が甘さ、柔らかさのバランスが良いように思います。7月、8月の暑い時期は白イカの刺身は人気があります。

やわらかさ硬さは好みです。2立て、2,5立ての大サイズがいいと思う人もいます。

煮付け
煮付けは足をはずして内臓やスミ等を取って、輪切り或いは丸煮でいいサイズです。
4立て(33入り)、5立ての小サイズがよいです。柔らかく、美味しい、旨いです。

シマメイカ

シマメイカ

25入りサイズ

白イカと同じ集魚灯電球のあるイカ釣りモーター船に一人で乗ってシマメイカを獲りに行きます。白イカ漁に向かうか、シマメイカ漁に向かうかはその人の判断です。

満月の夜は漁火をつけてもイカが獲れないので、海に出ることはなく殆どの船が休みます。

漁があれば年間を通して春から冬まで獲れに行きます。

仕立て

  • バライカ(小イカ)
  • 50入り
  • 40入り
  • 30入り
  • 25入り
  • 20入り(大サイズ)

3月から4月の春の小イカ・50入り・40入りは甘くてやわらかくて、刺身、茹でイカ、煮付けで美味しく食べれます。
「味は☆5」「小さくて面倒なところ☆2」
30入り・25入り・20入りは刺身で甘みもあり美味しいです。

5月、6月の少し大きくなったイカ。6月、7月、8月のタマゴを持っ時期になったイカ。
噛みごたえがあり噛めば噛むほど味が出てきます。

9月頃のタマゴを離す直前の「皮イカ」。身が薄く伸び切って皮だけしかないような感じで、クニャクニャしてタマゴもハリがなく、持っても2つ折れになります。

皮イカは海にタマゴを離す証で、無くてはならない大事なイカです。最近は皮イカも居なくなり、シマメイカの水揚げにとても影響があります。

12月からになると「寒イカ」です。肉厚でジューシーです。甘み、柔らかさ、美味しさ、旨さ、どんな食べ方でも旨い完璧なイカです。

寒イカは刺身、茹でイカ、煮付けどんな食べ方もOKです。イカリングもとても美味しい。干してスルメにしてもとても美味しい、自然に感謝です。
その美味しい完璧な寒イカも昔話のようになって、漁が少なくなってきました。

塩辛
シマメイカの肝はプリプリ丸々していて、塩辛はシマメイカの肝でないと作れません。肝にたっぷりの塩をして冷蔵庫で10日くらい熟成させます。

10日くらいしたら肝をざる網でこしてイカと合わせます。酒やミリンを使わなくても生臭くない、本格的な塩辛が作れます。

赤イカ

肌寒くなる秋の10月頃になると赤い色をした、大きな丸太のような形の赤イカが獲れる時期になります。

地元ではあまり人気はありませんが、身がとても厚いので寿司ネタで使われることがほとんどのようです。

時期になるとあたりまえのように獲れて、連日のように市場に並んで出されていましたが、最近はそれも少なくなってきました。

剣先イカ

11月頃から甘さ、柔らかさ等白イカによく似た剣先イカが獲れていましたが、それもあまり見ることが少なくなりました。

以前は底曳網漁船で定年になった人が、イカ釣り専用の漁師になって市場にイカの水揚げがありましたが、今は誰もイカ釣り漁師になる人は居ません。

2017年は時期になってもどのイカも獲れる漁が少なかったです。

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